【王の寝室】 |
王 | セフィロスが…呼んでいる……。 |
--王の姿が消える |
エアリス | 国王陛下…!? |
--侍医、登場 |
侍医 | 時は満ちた。 |
| ただ一人の古代種に何が出来る訳でも無いだろうが、念の為に処分しておけとの我が主のご命令だ。 |
エアリス | ……! |
--侍医が近づくと、エアリスの姿が消える |
侍医 | (今の力は……) |
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【宿】 |
--謎の男が魔方陣の中に立っている |
ユフィ | ザックス、いる?……って、何やってんの? |
謎の男 | 何事かが起きたようだ。急いで結界を張って凌いだが、これが無ければ俺も取り込まれる所だった。 |
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--ザックス登場 |
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ユフィ | 大変だよ、ザックス。国王陛下が突然、姿を消してしまったって、王宮で騒ぎになってる。 |
| 一緒にいた筈のエアリスもいなくなってて、侍女たちはエアリスが魔術で陛下を連れ去ったんじゃないかって噂してる。 |
ザックス | エアリスがやったなら王様を護る為だろうけど、もしかしたら間に合わなかったのかも……。 |
謎の男 | どういう意味だ?それに、クラウドはどうした? |
ザックス | ……クラウドの奴、妖魔からニブルヘイムの惨劇を無かった事にしてやるって言われて、セフィロス王子を殺しちまった……。 |
ユフィ | 王子を殺した…!?まさか……どうしてそんな事を? |
ザックス | セフィロス王子と妖魔のどちらかが死ねば、もう一方がリユニオンの中核となって魔王として復活するんだ。 |
| でも王子と妖魔の力は拮抗しているから、妖魔は直接、王子と戦うのを避けて、クラウドを利用した…。 |
ユフィ | そんな……。 |
謎の男 | ……リユニオンは始まってしまったようだな。恐らく、王と妖精も既に取り込まれている…。 |
ザックス | 王子が殺された時に、魔術師も消えちまったんだ。 |
| そうなると、あんたが最後の砦なのか…。 |
謎の男 | 結界を保つのにも限界がある。眠ったら、終わりだな…。 |
ザックス | どうすれば良いんだ?どうやればリユニオンを止められる? |
謎の男 | 方法があるとしても、俺達には判らない…。 |
ザックス | ……エアリスなら何か判るかも知れない。 |
| エアリスが自分の意思で姿を消したなら、家に戻ってる筈だ。 |
謎の男 | 妖魔に捕らえられていたのだから、その可能性は低いと思うが…な。 |
ザックス | それでも、とにかく行ってみる。 |
ユフィ | じゃあ、あたしも一緒に。 |
ザックス | アノニム。俺達が戻るまで、とにかく頑張ってくれ。 |
謎の男 | お前に言われるまでも無い。 |
ザックス | じゃあユフィ、行こう。 |
ユフィ | うん。 |
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【神殿】 |
妖魔 | 持って来たか? |
クラウド | ああ。『片翼の天使』だ。 |
| それより、約束どおり村の皆を蘇らせてくれるんだろうな? |
妖魔 | リユニオンが済めば、望みを叶えてやろう。 |
| さあ。『片翼の天使』をこちらに渡せ。 |
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--クラウド、『片翼の天使』を渡す |
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妖魔 | それで良い…。もう、お前に用は無い。 |
クラウド | 約束を破るのか…!? |
妖魔 | 勘違いするな。我々は秩序と契約を重んじる存在だ。 |
| 故郷に戻り、リユニオンの成就を待つのだな。 |
クラウド | ……。 |
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【エアリスの家】 |
ザックス | 戻っていない…か。 |
| じゃあ、王様はリユニオンで妖魔に取り込まれちまって、エアリスも……。 |
ユフィ | …これからどうする? |
ザックス | ……何とかして、俺も王宮に入れる手立ては無いのか? |
ユフィ | 無いことも無いけど、王宮に行ってどうするのさ。 |
| 今頃、行ったって、エアリスはいないのに。 |
ザックス | それでも、行けば何か手がかりがあるかも知れないじゃないか。 |
ユフィ | ……あんたって、考える前に行動するタイプだね。 |
ザックス | 無謀なのは判ってる。でももうリユニオンは始まっちまったんだ。 |
| それが何の役に立つのかなんて考えてる暇があったら、出来る事は全てやらなきゃ。 |
ユフィ | …そうだね。じゃあ、着替えて一緒に王宮に行こう。 |
ザックス | 着替える…? |
ユフィ | あたしは首長から全権を委譲された代理人でもあるんだ。正式な書状も持ってる。 |
| 身分を明かして国王に謁見を申し入れれば、少なくとも門前払いされる事は無いはずだ。 |
| あんたは、あたしの従者って事にすれば良い。 |
ザックス | 全権を委譲された代理人って凄いな…。隠密って言ってたけど、本当は何者なんだ? |
ユフィ | あたしを派遣した首長はあたしの爺様なんだ。いずれはあたしが首長の座を継ぐ事になってる。 |
ザックス | それじゃユフィって、ウータイのお姫様…!? |
| 隠密なのに従者がいるなんて、変だとは思ったけど……。 |
ユフィ | そんな事より、急ごう。 |
ザックス | ああ。 |
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【王の間】 |
侍医 | ウータイの首長代理人が、陛下に謁見を申し入れている…だと? |
侍女 | はい…。いかがいたしましょう?こんな時に大臣殿も牢に入れられていて…。 |
| もう、侍医殿にお伺いするしか……。 |
侍医 | ……私が会おう。ここに通せ。 |
侍女 | かしこまりました。 |
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--ユフィとザックス登場 |
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侍医 | …誰かと思えば、お前はクラウドと共に『均衡の柱』を持ち去った人間だな。 |
ザックス | どうしてそれを……。お前、妖魔の仲間だな? |
| エアリスを返せ…! |
侍医 | …リユニオンの妨げになりそうな要素は、全て排除せよとの我が主のご命令だ。 |
| お前たち普通の人間など塵にも等しい存在だが、塵は払わねば。 |
ザックス | 人間をなめるな…! |
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--侍医と戦う。途中でクラウド参戦 |
--戦いに勝つ |
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侍医 | 私を倒したところで、リユニオンは止められないぞ…。 |
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--侍医、消える |
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