「よく眠れたか?」
先に眼を覚まして褥の上に半身を起こし、
静かにサスケの寝顔を見つめていたイタチは
やがて眠りから覚めた弟にそう、訊いた。
「ああ…。アンタは?」
答える代わりにただ微笑ったイタチに、
サスケは「何だよ?」と問う。
「お前の夢を見ていた」
その言葉の蕩けるような響きに
サスケは思わず視線を逸らし、
そのまま兄の膝に身を委ねた。
駄文:BISMARC
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